寺山修司生誕80周年を記念して、寺山修司音楽祭「テラヤマミュージックワールド」を開催します。「職業は寺山修司」とみずから名乗るほど、 多彩な活動をしていた寺山修司。でも、寺山自身は「詩人」と呼ばれるとき、いちばんうれしそうな顔をします。詩のことばが持っているリズム、音の響き。寺山のことばは戯曲やエッセイまで含め、すべてが詩だったと言っても過言ではありません。そして、ことばの音楽性をさらに高めようと、寺山修司の詩には日本を代表する多くの作 曲家がこぞって曲をつけています。 この音楽祭では、三沢市在住の声楽家 、コーラスグループ、児童合唱団を中心に、寺山ゆかりのゲストもお招きし、寺山のことばを美しいハーモニーとしてお聴かせいたします。そうです、この音楽祭は三沢市民が作る、市民のための音楽祭なのです。
日時:2015年12月20日(日)14:30開場 15:00開演
場所:三沢市公会堂大ホール (青森県三沢市桜町1‐6‐35)
お問合せ:三沢市寺山修司記念館 tel.0176-59-3434
☆入場無料☆
[ゲスト]
未唯mie(歌手)
本條秀太郎(唄・三味線)
本條秀五郎(三味線)
本條秀慈郎(三味線)
新谷祥子(マリンバ)
[出演者・出演団体]
信長貴富(合唱監修),笠置英史(合唱指揮),秋元辰一(吹奏楽指揮),佐々木英明(朗読),福士正一(舞踏),畑井繁子(ソプラノ),立石あつ子(ソプラノ),山上里美(ソプラノ),坂本利枝子(ソプラノ・合唱指揮),荒屋敷和美(アルト),亀山瑠香(アルト),高橋琢司(テノール),鎌田紳爾(テノール),白岩貢(バス),繁田洋一(バス),成田卓弥(バス),奥平純代(伴盤ハーモニカ),今田文子(ピアノ),山下香織(ピアノ),三沢市立古間木小学校,三沢市立三川目小学校,三沢少年少女合唱隊,キッズコーラス『ミニ・ビードル』,キンダーコール・すわん,さつきコーラス,チェリーコーラス,コーロフローラ,セフィロ / そよ風,三沢エンテンコール,クレールウインドオーケストラ,うっちゃん(司会進行)
[演奏予定曲]
♪三沢市立古間木小学校校歌
♪三沢市立三川目小学校校歌
♪青森大学校歌
♪歌曲集『ひとりぼっちがたまらなかったら』より(大中恩作曲)
♪寺山修司の詩による6つのうた『思い出すために』(混声合唱)より(信長貴富作曲)
♪混声合唱によるうたの劇場『不完全な死体』(信長貴富作曲)
♪詩の朗読とマリンバ演奏、舞踏によるテラヤマワールド
♪本條流三味線によるテラヤマワールド
♪中国の不思議な役人(B.バルトーク作曲)
♪時には母のない子のように(田中未知作曲)
♪涙のオルフェ(鈴木邦彦作曲)
♪コメットさん(湯浅譲二作曲)
♪あしたのジョー(八木正生作曲)
- ●会 期=2015年10月6日(火)〜2016年3月31日(木)
- ●開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- ●入 館 料 一般個人 530円(常設展310円+企画展220円)
- 一般団体 430円(20名以上)
- 高大生100円 小中学生50円 ※土曜日は、小中学生無料
- ●会 場=寺山修司記念館エキジビットホール
寺山修司の生誕 80 年を記念して、特別企画展vol.2 『寺山修司の60年代』 〜ガラクタのもっとも光り輝いていた時代〜を開催します。
本企画展は、寺山60年代の仕事と私生活との全体像を見渡しながら、その数多くの作品群に新たな光をあてる試みです。
1954年、寺山修司は念願の早稲田大学に合格して上京しました。しかし、その喜びもつかの間、突然ネフローゼを発病し、新宿社会保険中央病院に入院してしまいます。長い病床生活、死の淵から奇跡的に生還した彼を待っていたのは、激動の60年代の幕開けでした。
時代の波を真っ向から受けながら、寺山はひるむことなくエネルギッシュにあらゆるジャンルに挑み続け、その才能を爆発的に開花させていきます。
ラジオ、テレビ、映画など急成長するメディア媒体とともにあった寺山からは次々に膨大な数の作品群が生み出され続けました。また、彼はあらゆるジャンルの若き才能たちと出逢い、触発しあい、融合しながら、街や路地裏で、境界を越えたキメラのような芸術をつくりあげていきます。そのエネルギーのうねりは、やがて演劇実験室◎天井桟敷の旗揚げへと、むかっていったのです。
私生活では、憧れの女優・九條映子との恋と結婚という幸福な時間を迎えます。しかし、それは同時に、母はつとの深い亀裂と長い葛藤の日々への始まりでもありました。
家、国、伝統、常識への懐疑、反抗、抵抗。
世界にNo と言い出した同時代の若者たちのなかで、東京を、世界を、必死に追いかけていたはずの寺山は、いつしかそれらに追いつき、追い越し、やがて時代のアジテーターへと変貌していきます。
今回、青森県初公開となるのは、2013年に発見されたミュージカル「青い種子は太陽のなかにある」の直筆草稿。寺山がどのように劇をつくりあげていったのか、そな過程がよくみえる貴重な資料です。本作品は寺山生誕80年の今年、蜷川幸雄演出、亀梨和也主演で現代に甦り、1960年代に20代の寺山が世に投げかけた質問が50余年を経た今も古びていないことを証明してみせました。この時期はシナリオライターとして作品を量産し続けた寺山ですが、特にラジオドラマは世界的に高い評価を受け、後の天井桟敷芝居の重要な基盤となっていきます。そのラジオドラマ処女作の直筆原稿、60年代全著作本、写真家・森山大道らとの仕事など、ジャンルを越えて活躍した寺山作品を多角的な視点で展示します。
ガラクタがもっとも輝いていた疾風怒濤の60年代を駆け抜けた、若きテラヤマの日々。その軌跡をご覧ください。
1954年、
時代の波を真っ向から受けながら、
ラジオ、テレビ、
私生活では、憧れの女優・
家、国、伝統、常識への懐疑、反抗、抵抗。
世界にNo と言い出した同時代の若者たちのなかで、東京を、世界を、
今回、青森県初公開となるのは、
ガラクタがもっとも輝いていた疾風怒濤の60年代を駆け抜けた、
【展示構成】
- 劇作家デビュー 〜ミュージカル/言葉・音楽・身体の融合〜
- ラジオ・テレビ・映画 〜脚本家としての活躍〜
- 恋と結婚・転機1964 〜「血と麦」から「田園に死す」〜
- 街に戦場あり 〜「あゝ、荒野」、「競馬場へ行こう」〜
- 演劇実験室『天井棧敷』誕生 〜見世物の復権と煽動者たち〜
放送CH:ATV青森テレビ6ch
番組名:わっち!!
日時:12/8(火)16時48分頃から
記念館から生中継を行います。当館の展示紹介や、12月に開催される寺山生誕80年のイベントについて取り上げられる予定です。レポーターは、寺山が作詞を手がけた浅川マキなど、情感溢れるナンバーを得意する、歌手でパフォーマーの瀬知素子さん。軽快なトークもその魅力のひとつです。
12/10の寺山80回目の誕生日を目前に益々の盛り上がってきています!「わっち!!」お見逃しなく。
ATV青森テレビ「わっち!!」HP→http://www.atv.jp/program/wacchi/
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