今年も、県南地方の特色ある3館(七戸町立鷹山宇一記念美術館・三沢市寺山修司記念館・十和田市現代美術館)の展示を観覧いただけるパスポート『あおもりアートぐれっとパス』を販売いたします。今回は、何度もご利用いただける大変お得な「フリーパス制」にいたしました。さらに、3館の魅力をより深く知っていただくため、バスツアーも開催いたします。
1) パスポート
着実にファンが増えてきた「あおもりアートぐれっとパス」。今年はさらにグレードアップ!
有効期間
2013年7月20日(土)から2013年11月4日(月・祝)
料金
大人 1000円
大学生 500円
このパスポートで、寺山修司記念館の常設展および企画展、鷹山宇一記念美術館の常設展および企画展、十和田市現代美術館の常設展がご覧になれます(ただし、十和田現美の企画展観覧には別途料金が必要になります)。
フリーパス制
なんと、今年のパスは「フリーパス」。期間内であれば、どの館へでも何回でもご入館いただけます。もう時間を気にしてあわただしく観覧を済ませてしまおうとしなくてもいいんです。見落とした作品、気に入った作品に何度でも会いに行けますから(ただし、他人への譲渡、貸与はできません。入館の際には身分を証明するものの提示が求められます)。
販売情報
パスポートの販売は、3館のほか、コンビニエンスストア(ローソン、サークルK、ファミリーマート、セブンイレブン)でも販売します。また、東京都渋谷区恵比寿にアートショップやギャラリーを展開するNADiff a/p/a/r/t(ナディッフアパート)、おなじく東京都渋谷区のポスターハリス・ギャラリーなどでも販売しております。
2)バスツアー
各館の学芸員などが持ち回りで添乗、各館の解説をするほか、昼食、オリジナルスイーツなどの特典がつきます。
開催日
9月1日(日)10月19日(土)11月3日(日)
運行ルート
七戸十和田駅⇒十和田市現代美術館⇒寺山修司記念館⇒
七戸町立鷹山宇一記念美術館⇒十和田市現代美術館
料金(パス付)
大人 3,000円 大学生 2,500円 小中高校生 2,000円 (未就学児童は無料)
お申し込み
バスツアーへのお申し込みは、寺山修司記念館、鷹山宇一記念美術館、
十和田市現代美術館の各館で承っております。
募集定員
各回50名(定員になり次第、締切らせていただきます)
お問い合わせ
3館連携事業「あおもりアートぐれっとパス」へのお問い合わせは、寺山修司記念館(電話0176-59-3434)、鷹山宇一記念美術館(電話0176-62-5858)十和田市現代美術館(電話0176-20-1127)へどうぞ。
1973年から約10年間、パンクからニューウェーブへ移行しようとするロンドンで過ごしたハービー・山口さん。ミュージシャンを中心に記録した写真が高く評価され、1985年、写真集『LONDON』を出版、写真家としての名声を確立しました。
寺山修司との最初の出会いは1975年のロンドン。以後、たびたび海外遠征でヨーロッパを訪問する寺山との親交をさらに深め、ときには「写真家寺山修司」と激論を戦わすことも。
1981年、一枚のポートレイトを携え、寺山の前に立つハービーさんに、寺山はこう声を掛けます。
「へぇー、こういう写真が撮れるなら、もう食べて行けるでしょう」
このことばに、「はじめてプロとしての自覚が芽生えた」とのちのハービーさんは語っています。市井に暮らすひとびとにあたたかい眼差しを注ぎ、つねに「希望」をテーマに人間を撮りつづけるハービーさん独自のスタイルは、寺山との出会いから生まれたものとも言えます。
今回の写真展では、ミュージシャン、「天井棧敷」の海外公演、寺山と劇団員のプライベートタイム、1969〜73年にかけての学生運動の記録写真などを展示します。「寺山修司の素顔」を撮った唯一のカメラマン、ハービー・山口さんのモノクローム写真の前に立ってみてください。あなたなら何と声を掛けてあげられますか?
ハービー・山口写真展 寺山修司と出会ったロンドン
8月1日(木)から11月24日(日)まで
会場 寺山修司記念館エキジビットホール
入場料 一般500円(常設展入館料含む)
お問い合わせ 三沢市寺山修司記念館 TEL.0176-59-3434
寺山記念館×三沢バー コラボ企画 第2弾!!
三沢市内のバー[Cabs、BackBlock、Hive Zapp RedNote 矢蔵]でも、ハービー・山口さんの写真が楽しめます。詳細は、http//misawa‐web.com/terayama/
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年、ロンドンに渡り、10年間を過ごす。折からのパンクロックやニューウエーブ・ムーブメントに遭遇、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうしたなかで撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティー 、さらには布袋寅泰のプロジェクト「ギタリズム」では作詞家として参加している。CAPA(学習研究社)、カメラライフ(玄光社)の月刊フォトコンテスト、よみうり写真大賞の審査員、上野彦馬賞の選考委員を務める。2011年度日本写真協会作家賞受賞。
寺山修司没後30年、今年の夏フェスは8月3日(土)と4日(日)、テーマは「寺山修司の素顔」です。 そのときどき、場面場面で、さまざまな表情を見せた寺山修司のほんとうの「素顔」って? ゲストの方々が寺山修司の素顔に迫ります。
8月3日(土)
三上寛ライブ 「寺山修司を追いかけろ!」 13時から13時50分
出演 : 三上寛(ミュージシャン) 福士正一(舞踏家) 佐々木英明(寺山修司記念館館長)
寺山修司、泉谷明(詩人)の影響で現代詩を書きはじめた三上寛。「犯されたら泣けばいい」「青森県北津軽郡東京村」など、唸るような、叫ぶような土着フォークが、甘い同棲生活を歌った四畳半フォーク世代の度肝を抜き、一大センセーションを巻き起こしました。そして、三上寛の「怨歌」はいまも健在です。年輪を重ね、円熟を拒否するかのように、よりアナーキーに、より抒情的に、三上寛は日常の安寧に身体を預けたあなたのこころに指を突きつけます。コラボは福士正一の「正ちゃんダンス」、佐々木館長の詩朗読。
トークショー「寺山修司の素顔」 14時から15時
出演 : ハービー・山口 (写真家) 三上寛 九條今日子(寺山元夫人) 佐々木英明
ハービー・山口さんは、「寺山修司の素顔を唯一撮ったカメラマン」として、最近また違った意味での脚光を浴びています(別冊太陽『寺山修司』の表紙など)。ハービーさんの写真には飾らない寺山修司がいます。柔和な微笑みを浮かべる寺山修司、好奇心あふれる眼差しで世界をみつめる、少年のようにあどけない寺山修司。ハービーさんはどのような気持ちで寺山にカメラを向けたのか? なぜ寺山はハービーさんに素顔を晒せたのか? 興味は尽きません。寺山とは同郷同根の三上寛と佐々木館長、また寺山夫人として行動をともにした九條今日子のお話も聞き逃せません。
8月4日(日)
TERAYAMA MUSIC MUSEUM vol.4 11時から21時
出演 : モモ 338FAMILA WEYM 上北・東北HIPHOP少年団 CHARA BAD ASS inc J.K.DELIC NAMI ヨシダダンススタジオ他(6月27日現在、追加出演者、出場順後日発表します)
地元の若手ミュージシャンに場所を提供し、かれらの表現を場を確保してあげたいと考えて始めた「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」も今年で4回目になります。かれらも着実に成長し、ショーアップの仕方も年々上手になって来ていると感じます。ヒップホップ版「真夏の夜の夢」。若者たちの夢は尽きることがありません。今年も10時間ぶっ通しのコンサートです。みんなで盛り上げてやりましょう!
8月3日(土)と4日(日)の両日、
「寺山修司遊びの劇場 ムシムシコロコロ・パークJr.」も同時開催されます。時間は11時から15時。
Simizzy(シミージー)が今年もアッと驚く新作を携えてやってきます。「自由と想像力、アートと遊び!」をキャッチフレーズに、次世代の寺山修司を育てよう。「百年たったら帰っておいで 百年たったらその意味わかる」。その百年後に立ち合うことができるのは、次の次の世代です。ぼくたちがこわごわ覗いた見世物小屋やサーカス。こどもたちにとっての寺山修司記念館がそのようなちょっとおどろおどろしい異空間であってくれればと願っています。若いお父さん、お母さん、頼みますよ。
※ 記念館フェスティバルはどれも屋外多目的スペースで開催されます。荒天時、ライブとトークショー、「ムシムシコロコロ・パークJr.」は館内開催、「TERAYAMA MUSIC MUSEUM」は中止となります(館内開催の場合は入館料が必要になります。ご了承ください)。「寺山修司記念館フェスティバル2013 / 夏」へのお問い合わせは寺山修司記念館(TEL0176-59-3434)へ。
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