広島で「寺山修司と天井桟敷◎ポスター展」本日初日です。九條と笹目のトークショー開催。 [2011年10月27日]
「寺山修司と天井棧敷◎ポスター展」―演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌―
11:00--20:00(最終日は17:00まで)無休/入場無料
会場 広島オリエンタルホテル オリエンタルデザインギャラリー
記念トークショー
出演 九條今日子(寺山修司元夫人/プロデューサー)笹目浩之(寺山修司記念館副館長/ポスターハリス・カンパニー代表)
日時 2011年10月27日(木)18:30−19:30
場所 オリエンタルホテル広島3F「チャペル」
定員 80名 参加無料・要申込・先着順締切
お申込 電話にてお申し込みください
082--240--9463(直) 受付時間 11:00−20:00
チラシは、下記をクリックしてください。
世界屈指の前衛劇団(アヴァンギャルドカンパニー)として、国内外で活躍した「演劇実験室◎天井棧敷」(1967〜1983)の演劇公演のポスター。これらのポスターの多くはシルクスクリーン作品で現在美術的評価も高く、現存する枚数は僅かです。1960年代から70年代、世界の若者の既成の秩序に対する異議申し立てに同調するように日本の演劇界でも、新劇とはまるで異質な世界を創造することを目指した小劇場運動(いわゆるアングラ演劇)が勢いを持ち、寺山修司(天井棧敷)、唐十郎(状況劇場)、鈴木忠志(早稲田小劇場)、佐藤信(黒テント)、らがそれまでにない実験的な舞台を繰り広げていきました。この頃、舞台と相乗効果をもたらしたのが、このアングラ劇団の旗印として登場したポスターです。
特に寺山修司が主宰した天井棧敷のポスターには、1967年の劇団旗揚げメンバーでもあった横尾忠則をはじめとして、粟津潔、宇野亜喜良、金子國義、林静一、及川正通、花輪和一、合田佐和子、戸田ツトムなど、多くのアーティストがかかわりました。彼らの手によるポスターは、単なる公演告知のポスターの枠を越え、日本が熱く燃えた時代を鋭く切り取り、それらのポスター自体が発するメッセージは時代を越え今も輝き続けている。時にはそのデザインが舞台の演出にまで影響を与えたこともあります。そんな作品を見ていると今にも舞台が蘇ってくるような興奮に包まれます。
ぜひとも演劇界にとどまらず、美術界やグラフィックに関心のある若者や、60〜70年代の冒険の時代を生きた多くの方にもご覧いただきたく存じます。
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