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最新情報

会期=2020年11月3日(火祝)~2021年3月31日(水)

開館時間=9:00〜17:00(入館は16:30まで)

入館料  一般個人 550円、一般団体 440円(20名以上)

高大 110円、小中 60円 ※土曜日は中学生以下無料

会場=寺山修司記念館エキジビットホール(三沢字淋代平116−2955)
お問合せ=三沢市寺山修司記念館 tel.0176−59−3434

オリンピックの一番のテーマは「国の復権」ではなくて「人間の復権」なのだ
        「オリンピック『わが闘争』!」 寺山修司評論集『遊撃とその誇り』 1966 三一書房

 

寺山にとって、個人と国家、スポーツと芸術表現、肉体と論理という命題は、二律背反の普遍テーマでした。

アジア初の五輪開催地となった東京オリンピック(1964年)は、日本にとって戦後復興を世界にアピールするための最高の舞台でした。開催に向けての大規模な都市開発は、街並みとそこに暮らす人々の生活を変貌させてゆきました。クリーンで安全な東洋の大都市TOKYOを世界に印象づけた日本は、続く1970年の大阪万博でも成功を収め、先進国としての立場を確立していきます。

1964年当時、杉並区に住んでいた寺山は、目まぐるしく変化していく街を間近に見ていました。同年に、変わりゆく「新宿荒野」を舞台として、月刊誌『現代の眼』に小説「あゝ、荒野」の連載をはじめています。同作には、大きな潮流から零れ落ちていく、マイノリティのありのままの姿が描かれます。五輪とは、このうえない華々しさと引き換えに、社会に影をもたらすものでもあったのです。その後、前衛演劇の旗手として世界に進出した寺山は、自らその光と影を体験することになります。

本展では、寺山にとって初めて身近なものとなった1964の東京大会の体験から、自身の主宰する劇団とともに参加した1972年のミュンヘン・オリンピック芸術展示までを中心に、寺山とオリンピックの関わりについて紹介します。

近代オリンピックの栄光と影。その観察者であり、当事者でもあった寺山が、人類最大のスポーツの祭典をどのように評価し、表現したのでしょうか。

 

主催:三沢市寺山修司記念館/テラヤマ・ワールド 共催:寺山修司五月会 協賛:三沢市

後援:三沢市商工会、一般社団法人 三沢市観光協会、公益社団法人 三沢青年会議所、東奧日報社、東奧日報文化財団、デーリー東北新聞社、陸奥新報社、コミュニティラジオ局BeFM

首都圏宣伝:ポスターハリス・カンパニー

協力:須賀川市/陸上自衛隊日本原駐屯地


●休館日:11/2(月)、9(月)、16(月)、24(火)、30(月)

●バス運行日:11/1(日)、3(火祝)、7(土)・8(日)、14(土)・15(日)、21(土)〜23(月祝)、28(土)・29(日)

三沢市内観光バス「MISAWAぐるっとバス」詳細はこちら
三沢駅・スカイプラザミサワ(中心市街地)・三沢空港等を経由します。

 
●入館
一   般    550円(常設展330円+企画展220円)
一般(20名以上) 440円(常設展220円+企画展220円)
高 大 生   110円
小 中 生    60円 ※土曜日は中学生以下無料

 

 

**企画展**

特別企画展 2020 vol.2オリンピックと寺山修司 〜スポーツと芸術が交差するとき〜」(第2期)
会期:11/3(火)〜2021年3/31(水)

特別企画展2020vol.1の資料を一部入れ替え、第2期として展示します。寺山とオリンピックの関わりを詳しくご紹介。1964年東京五輪、1972年ミュンヘン・オリンピック……寺山が見たオリンピックとは?

 

 

テラヤマガイドツアー

2020/11/21(土)10:30〜11:30

月1回、土曜日に館内ガイドツアー【テラヤマガイドツアー】を開催しております。
常設展示をメインに、企画展・文学碑を含む全体をご案内します。*状況によって開催判断をします。

〇時間:午前10時30分〜11時30分 ※その後、自由観覧
〇集合場所:寺山修司記念館受付 ※事前に入館券をお求めください。
〇備考:予約不要・ガイド料無料。中学生以上向け